「プレゼント企画」動画のメリットと作り方
2017/01/01
プレゼント企画をやるチャンネルはファンが増えやすい
日頃から、応援してくれている視聴者へ感謝の気持ちを言葉にしている投稿者は、視聴者から支持されやすい傾向にあります。そして、感謝の気持ちを言葉だけではなく形にして返すという意味で「視聴者プレゼント」をしている投稿者はさらに支持されます。
たまにでもプレゼント企画をしていると、通りすがりの視聴者にもチャンネル登録をしてもらいやすくなります。
景品目当てで寄ってくる視聴者もたくさん出てきますが、そういう人の中にもファンになってくれる人は必ずいます。
「プレゼント企画」は、応援してくれているファンの人たちへ感謝の気持ちを伝えながら、新規のファンの獲得もできるのです。
どういうタイミングでやればいいのか?
チャンネル登録者数が区切りの良い人数に達したときに企画されることが多いです。「1000人達成記念!」とか「1万人突破記念★」というフレーズが付けられていると目を引きますよね。もちろん、もっと少ない人数のうちにはじめても構いません。100人でも50人でも企画していいのです。
ひんぱんにやりたいという人は何でもいいので理由を考えましょう。「総再生回数が○○回を越えたので」「広告収入の一部を還元します!」「日頃の感謝の気持ちを込めて」という風に実施理由はなんでもかまいません。
プレゼント企画は、あなたがやりたいと思ったときにいつでもやれば良いのです。
プレゼント企画で決めておくべき7つの項目
プレゼント企画をやる場合は、必ずルールを決めて動画内でわかりやすく視聴者へ説明する必要があります。
最低でも下記の項目は決めておきましょう。
- 景品内容:何が当たるのか
- 当選人数:何人に当たるのか
- 応募方法:どうやって応募するのか
- 応募締切:いつまでに応募すればいいのか
- 抽選方法:どうやって当選者を決めるのか
- 当選者発表:いつ、どのように当選者が発表されるのか
- 送料について:送料は投稿者・当選者のどちらが払うのか
1.景品内容
プレゼントする景品は何でもいいのですが、一番喜ばれるのはAmazonギフト券などのギフト券やギフトカードですね。iTunesカードやGoogle Playのカードなどでもよいでしょう。ちょっと手間をかけてオリジナルのQUOカードを数枚作って何人か限定でプレゼントする、というのもファンに喜ばれるでしょう。
新しく何かを購入してプレゼントしてもよいのですが、自分の不要品をプレゼントするという方法もあります。自分の所持品の中でもう使わなくなったものや、動画の撮影用で買ったけどもう不要なものなどです。ちなみに、法律的には金額の上限はありません。
プレゼントする景品は、動画内で視聴者に見せておきましょう。ちゃんと用意してあると確認できた方が視聴者は安心して応募できるので、応募者が増えやすいです。
2.当選人数
景品は複数あってもかまいません。
同じものを何個かプレゼントする場合は、何人に当たるのかを発表しておきましょう。
プレゼントの種類が複数ある場合には、それぞれ何を何個づつ用意しているのかを発表します。また、好きな景品を選べるのか選べないのかも言っておきましょう。選べる場合には、”A賞は○○・B賞は○○”というように分けて、応募の際に希望の景品を答えてもらうと良いでしょう。
3.応募方法
メール・ハガキ・動画のコメント欄など、応募方法はいろいろあります。
おすすめはメールでの応募です。Gメールなどのフリーメールで応募用のアドレスを1つ作って、そちらへ送ってもらいましょう。無料のメールフォームを利用するのも良い方法です。
動画のコメント欄を使って応募する場合は、当選したときにダイレクトメールでお知らせすること、そのメールに対して一定期間中に返信しないと無効になるという事を言っておきましょう。当選した応募者がメールに気づかないことも多いので、返信受付期間は1週間ほど余裕を持たせると良いでしょう。
4.応募締切
「○月○日の○時で応募を締め切ります」と具体的な日時を発表しておきましょう。
動画をアップした日から5日~1週間後くらいで締め切るのが妥当です。
5.抽選方法
当選者は全応募者の中からクジ引きなどの抽選で選びましょう。
動画で撮影しながら抽選すると視聴者は公平に抽選されたと感じます。
6.当選者発表
当選者の発表は動画で行いましょう。きちんと抽選をして当選者を出している動画を残しておくことで、今後プレゼント企画をやるときに視聴者が安心して応募できます。
あらかじめ当選者の発表をする日にちを決めておいて、企画の動画の中で宣言しておきます。そして当日になったら「当選者発表」の動画を公開しましょう。
7.送料について
景品を郵送する場合、視聴者は当然、送料は投稿者負担で送ってくれるものだと思っています。もし送料を当選者に負担してもらうのであれば、応募の動画内で事前に「景品は着払いで送りますので、送料のご負担をお願いします」と言っておきましょう。
絶対に守るべき3つの注意事項
- 応募条件は設定しない
- 発表した景品は必ず渡す
- 景品を送る場合は匿名で送る
1.応募条件は設定しない
YouTubeでは、金銭を支払ってチャンネル登録者・高評価・再生回数を獲得することを禁止しています。なので、企画をする際には応募に条件(チャンネル登録・高評価・動画の拡散など)を決めてはいけません。
ちなみに、プレゼント企画は「法律違反だ」という人がたまにいますが、景品表示法では「オープン懸賞」という扱いになり違法になるということはありません。ただし、応募の条件として何も要求しないことがオープン懸賞の条件になります。
チャンネル登録者のみ・動画を拡散してくれたら・Twitterでフォローしてくれた人限定など、視聴者に何かの行動を要求をするのはやめましょう。
他方,新聞,テレビ,雑誌,ウェブサイト等で企画内容を広く告知し,商品・サービスの購入や来店を条件とせず,郵便はがき,ファクシミリ,ウェブサイト,電子メール等で申し込むことができ,抽選で金品等が提供される企画には,景品規制は適用されません。このような企画は,一般に「オープン懸賞」と呼ばれています。
引用:表示規制の概要 | 消費者庁 http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/keihin/keihingaiyo.html
2.発表した景品は必ず渡す
募集だけしておいて実際にはプレゼントはしないという行為は絶対にやめましょう。虚偽の募集を行って個人情報を聞き出すなどの行為は詐欺罪にあたる可能性があります。
3.景品を送る場合は匿名で送る
トラブルを防ぐために、当選者へ景品を送る時には自分の個人情報(本名や住所など)がわからないように匿名で発送しましょう。ヤマト運輸の匿名配送や郵便局のゆうパックを利用すると匿名で送ることができます。
おわりに
視聴者プレゼントの企画を、全くやらないチャンネルに比べて、何度もやっているチャンネルは格段に視聴者から支持されています。
そして、視聴者に支持されている投稿者の元には自然と人が集まってくるものです。
プレゼントする景品を購入したり送料を負担したりすると費用はかかります。企画内容やプレゼントを考えたり、当選者とメールでやりとりをするのは思っているよりも手間のかかる作業です。
しかしそれでも、将来のことを考えると「プレゼント企画」は十分やる価値がある企画なのです。いずれ必ず苦労は報われますし元は取れます。
ある程度チャンネル登録者が増えてきたら、是非やってみてください。